公益社団法人日本エアロビック連盟(Japan Aerobic Federation、略称「JAF」)は、エアロビクスをスポーツとして普及振興する公益法人です。
全国47都道府県に加盟団体として都道府県エアロビック連盟があり、競技スポーツと生涯スポーツの両面から事業を展開しています。
主な事業には「スズキワールドカップ世界エアロビック選手権大会」「スズキジャパンカップ全日本エアロビック選手権大会」開催のほか、生涯スポーツとして「エアロビック技能検定会」や「スローエアロビック普及」「エアロビックの学校体育の導入」等をすすめています。
また、普及の要となる指導者育成として日本スポーツ協会と共催の「公認エアロビック指導者養成事業」や、各種指導員、審判員、技能検定員等の資格認定を行っています。
現在、日本スポーツ協会加盟の中央競技団体として国民体育大会の参加や、国際体操連盟(FIG)と協力してオリンピックの種目化をすすめています。
日本エアロビック連盟の沿革
- 1983年
- 競技エアロビックの国際的普及を目的とした国際組織「フィットエアロビック・インターナショナル・アソシエーション」の日本本部(FIA/JAPAN)として誕生。(FIA/USAと2本部制)
- 1984年
- FIA/JAPANは、日本初のエアロビック競技大会「ドールカップ第1回全日本エアロビック選手権大会」(現 スズキジャパンカップ)を開催。
- 1985年
- 前年の全日本エアロビック選手権大会の上位者をFIA/USA主催の国際大会(アメリカ・サンフランシスコ市)に派遣。日本各地でエアロビック普及、東アジア各国との国際交流を開始。
- 1988年
- シンガポールで「第1回アジアカップ」を開催。
- 1989年
- FIAはアメリカ本部の事情により日本本部に一本化。国際エアロビック連盟(IAF)に改組。
- 1990年
- IAFが「スズキワールドカップ世界エアロビック選手権大会」を開催。
- 1992年
- IAFの国内事業は、文部省(現文部科学省)所管の社団法人日本エアロビック連盟(JAF)として独立。
初代理事長に小西晃一氏が就任。
- 1995年
- 日本体育協会(現 日本スポーツ協会)と共催で文部大臣認定事業「公認エアロビックC級指導員」養成講習会を開始。
- 2003年
- 国際体操連盟(FIG)と競技ルールの共用を決定。国際的に統一されたルールの運用がスタート。
- 2004年
- 日本体育協会(現 日本スポーツ協会)に正式加盟して中央競技団体となる。また、国際体操連盟(FIG)との関係から日本体操協会にも加盟。
- 2006年
- スポーツ拠点づくり推進事業として、静岡県袋井市と共催で「JOCジュニアオリンピックカップ全国エアロビック選手権大会in袋井」を行うことを決定。
- 2007年
- 第2代理事長に知念かおる氏が就任。
- 2011年
- 第26回ユニバーシアード競技大会(中国・深圳)の正式種目となり、ミックスペア、トリオ、エアロビックダンス3部門に日本代表を派遣。
- 2013年
- 新公益法人制度の施行に伴い、内閣府から移行認定を受けて「公益社団法人」としてスタート。
筒井昭氏(会長)、知念かおる氏(理事長)の2名が代表理事に就任。
- 2014年
- 全国を対象にスローエアロビック普及支援事業を開始。
全国全てに県連盟が設立され、JAF加盟団体は47団体となった。
- 2016年
- 超党派による「エアロビック普及推進議員連盟」が発足。
- 2017年
- 会長に遠藤利明氏、副会長に大岡敏孝氏、理事長に知念かおる氏、専務理事に山岸弘宜氏それぞれが就任し、新体制がスタート。
小・中学校の新学習指導要領の体つくり運動にエアロビクスが明記され、学校体育のエアロビック導入を本格化。
第10回ワールドゲームズ(ポーランド)のトリオ部門で日本初の金メダルを獲得。
- 2018年
- 国際体操連盟(FIG)主催のエアロビック世界選手権大会(ポルトガル)のシングル部門で、男女シングルともに金メダルを獲得。
- 2019年
- スズキワールドカップ2019 第30回エアロビック世界大会を開催。
情報公開に関する資料
エアロビック普及推進議員連盟
国会議員の立場から日本エアロビック連盟の活動を支援することを目的に設立したのが超党派「エアロビック普及推進議員連盟」です。議員連盟の会長は遠藤利明代議士(衆議院議員・前東京オリンピック・パラリンピック大臣)が務め、議員連盟役員も多彩な顔触れとなっています。
この議員連盟設立により、本連盟と都道府県エアロビック連盟が行う競技スポーツ事業、スローエアロビックの生涯スポーツ事業、さらに教育スポーツ事業として学校体育のエアロビック導入を力強く推し進めていくことが期待されています。
設立趣意 | 競技スポーツのエアロビックに加え、健康で活力ある社会を目指し、子どもから高齢者まで親しんでもらうエアロビックの普及と振興をはかり、もって国民の心身の健全な発達に寄与することを目的として本議員連盟を設立する。(2016年10月5日設立) |
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名称 | エアロビック普及推進議員連盟 |
会員 | 超党派国会議員52名(自民党41名、立憲民主党5名、公明党4名、日本維新の会2名)2024年3月現在 |
役員名簿 |